The Rules For The idlers Games 2024  ルール

基本  スプリント/耐久 共通項目

私たちは愛車と共にレースをし、自己の限界やライバルたちとの競争に打ち勝とうと努力します。

でも、idlers Games 単に着順のみを争うレースではありません。

勝敗以上に、idlers Games の時間と場所を作ることを第一義としましょう。

そうした空間の中で紳士的なレースを行うことを誓った者のみが参加することができるのがidlers Games の基本的な考え方なのです。


我々はいつか必ず老いてしまう。身体が動かなくなる。その時に支えてくれるのは思い出です。

その思い出を作る場であることを理解し、共感することを守ってください。


参加するすべての大人たちが自動車少年に戻り、愛車や他のエントラントと共に真剣に遊ぶゲームであることを理解し、
共感することが参加にあたり最大の条件となります。


ドライバーは、それぞれのテーマを明確に持ち走行しましょう。

一緒に走る仲間、愛車を仕上げるメカ、そして、サポーターと共に、

idlers Gamesという時間と場を作ることを理解し、共感することが大切です。


また、レースもスポーツ走行も、エントラントのみなさんをはじめ、オフィシャル、コース、主催者の4者が
揃うことで成立させることができます。

全員がidlers Gamesを創る主人公であることを忘れないでいましょう。


車輌のレギュレーションをどんなに厳しくしても、また、ワンメイクレースでも、
ハードウェアはイコールコンディションにはならないと思います。

アイドラーズが目指すのは心のイコールコンディションです。


特別ルール 

・ 特定サーキットの走行と全サーキットでの事故など

その-1 

・ 筑波サーキットや袖ヶ浦フォレストレースウェイにおいて、チェッカー後、前方に走行車輌がおり、
                  これを追い越さ無いために急制動を行うのは危険。よって、安全に充分な減速が可能となるまでチェッカー後に追い越すことを認めます

  ・ その際、1番ポストにて、チェッカーと青旗を提示します

  ・ 筑波サーキットにおいては、チェッカーを8番ポストでも提示します

その-2 

・ 全サーキットにおいて、衝突などの過失割合は、当事者の申し出を受けた場合、事務局が判断します

  ・ その際の判断材料はサーキットの記録映像となるが、当人および後方車輌の記録映像の提出を求める場合があります

その-3 

・ 全サーキットにおいて、サーキット施設への損傷に対する弁済は、当事者が当日、サーキットに対して行っていただきます。
                  または、後日、当事者が加入の保険会社に行っていただきます

  ・ ただし、複数人によって施設破損を招いた場合、その過失割合は事務局と当事者が話し合いにより決定します

その-4 

・ リザルト、および、裁定への異議申し立ては該当する競技終了後15分以内とします

走行規定  スプリント/耐久 共通項目

車輌をコース外に停止する時

  ・ エンジンを停止し、キーを残したまま、ドアをロックせず、ヘルメットを装着したままで、ガードレールの外へ避難し、回収を待ってください

フルコースコーション 

・ 全ポストでイエローフラッグとSC(セーフティカー)が提示されます

  ・ SCは、基本的にトップ車輌の前を走行します

  ・ この間はコース上、または、近辺でオフィシャルが作業を行っている可能性が高く、

                  スリップなどが起きないように充分注意をすることが必要です

  ・ この区間は追い越し禁止です

  ・ この区間の走行時速は60km/hです

ローリングスタート

  ・ 耐久レースのスタートやフルコースコーションの解除で適用されます

  ・ スタートラインを通過したところから競技開始です

再スタート

  ・ 黄旗提示によるフルコースコーション時は、ポストの黄旗提示がなくなった時点で再スタート

  ・ SCによるローリング後の再スタートは、SCがピットレーンに入っても追い越しはできません。

                  スタートラインを通過したところから再スタートとなります

健康状態

  ・ レースへの参加にあたり、事前に健康診断を行うことを極めて強く推奨します

  ・ 特に、心不全、脳梗塞などの検査を行うことを極めて強く求めます

  ・ 癲癇の治療を受けていない、癲癇の治療薬を常時服用していないドライバー、メカニック、ピットクルーなどは参加できません

  ・ 仮に事実を伏せて参加し、事故を発生させた場合、相手車輌の補修の全額負担、コース補修の全額負担を負うものとする。

                  また、当人が受けた人的損傷に対し、主催者、コース、オフィシャルは一切の責を負いません

チェッカー後

  ・ ピットへ戻る走行において、ポストオフィシャルに感謝の意を示しましょう

特別ルール

  ・ チェッカー後、前方に走行車輌がおり、これを追い越さ無いために急制動を行うのは危険なため、筑波サーキットにおいてのみ、

                  安全に充分な減速が可能となるまでチェッカー後に追い越すことを認めます。その際、1番ポストにて、チェッカーと青旗を提示します

  ・ 筑波サーキットにおいては、チェッカーを8番ポストでも提示します

その他

  ・ 事前に確実な車輌点検を行い、オイル漏れ、車輪の脱落など、コース、および、レースに支障がない状態を保証することが必要です

装備  スプリント/耐久 共通項目

装備について 

レーシングスーツ

・ レーシングスーツの着用が義務

・ レーシングスーツはFIA公認などの不燃素材による4輪用とし、同素材のアンダーウエア/フェイスマスクの着用を強く求めます

・ 刺繍、ワッペンの装着はレーシングスーツの外側のレイヤーのみに加工してください

  その際、ISO15025A規格に準拠した耐火性の糸を使用してください

・ 耐用年数は、製造日表記より10年です

・ 規定 FIA 8856-2000/FIA 8856-2018

ヘルメット

・ ヘルメットの着用が義務   

・ FIA/Snell規定の4輪レース用ヘルメットの着用が義務

・ 2輪車競技用のヘルメットの着用は認めません

・ 耐用年数は、製造日表記より10年です

規定

FIA 8856-2000・FIA 8856-2020

Snell SA 2000・Snell SA 2020

シートベルト

・ 4点式以上のフルハーネス式シートベルトの装着が義務

・ 2本の肩部ベルトを持つが、途中で1本になりそのまま車体へ取り付けられるベルト、いわゆる「Y字レイアウト」の肩部ベルトの使用は禁止します

・ 肩部ベルトは、ロールオーバー等の場合に確実な拘束のために、胸部拘束の確実性に有利な「クロス」レイアウトにする必要があります

・ 取り付けにあたっては、自動車製造者により設置された取り付け構造と同等以上の強度を有することとし、以下を目標とします


腰部ベルト取り付け部:静的引張荷重1,470daNの負荷に耐えられる

肩部ベルト取り付け部:静的引張荷重1,470daNの負荷に耐えられる

脚部ベルト取り付け部:静的引張荷重720daNの負荷に耐えられる


・ 取り付け金具、ボルト、ナット、ワッシャー、補強板(あて板)などで構成され、
          自動車製造者により設置された取り付け構造例に倣って取り付ければ、目標強度は達成できます

・ 車体側の取り付け点1ケ所に、ベルト取り付け具を2点以上取り付けてはなりません

・ 取り付け具のボルト、ナットは以下とします。(JIS B 0208参照)

材料:S38C~S54Cまたは同等

ねじ呼び名:7/16-20UNF-2A/2B

ナット有効ねじ高:10mm以上


・ 取り付け部はいかなる場合も「2mm」以上動いてはなりません

・ 補強板(あて板)を設置する場合は、その断面を車体形状に一致させてください

材質:SPHCまたは同等 / 板厚:t=3.0mm以上 / 有効面積:40㎠以上

車体固定:溶接(あて板を使用する場合は溶接でなくても可)

・ シートベルトのいかなる加工も不可です

・ 耐用年数は、製造日表記より10年

ハンス

・ HANSの使用を極めて強く求めます 

・ 万が一の事故において、頸部/脊髄、および、脳への障害を低減するために、ハンスの使用を極めて強く求めます

・ 耐用年数は、製造日表記より10年

規定

FIA 8856-2000・FIA 8856-2018

シューズ

・ 耐火炎レーシングシューズを着用が義務  ・ 耐用年数は、製造日表記より10年

規定

FIA基準8856-2000・FIA 8856-2018

グローブ

・ 耐火炎レーシンググローブの着用が義務  ・ 耐用年数は、製造日表記より10年

規定

FIA 8856-2000・FIA 8856-2018

フェイスマスク

・ 耐火炎バラクラバス(フェイスマスク)の着用を強く推奨

・ 耐用年数は、製造日表記より10年

規定

FIA 8856-2000・FIA 8856-2018

アンダーウェア・ソックス

・ 耐火炎アンダーウェア、ソックスの着用を強く推奨

・ 耐用年数は、製造日表記より10年

規定

FIA 8856-2000・FIA 8856-2018

そのほか

・ カート用、オートバイ用のヘルメット、レーシングスーツは使用できません

ポイントとそのほかについて

皆勤賞はシリーズ全戦参加(リタイヤ含む)の選手、または、チームに贈られます。解禁ポイントは5ポイントです。

シリーズチャンピオンに贈られる「トロフィ」は3rdまで、年間開催数の2/3以上に参加選手が対象です。

チャンピオン選手にはゼッケンも贈られます。
使用中にゼッケンが傷んで来たり無くしてしまった場合は何度でも永久に新しいゼッケンをお渡しします。事務局にご連絡をください。

順位ポイント 

・ クラスごとに順位に該当するポイントが設定されます

・ 各レースポイントの合計によって、シリーズチャンピオンを決定します

・ 同一カテゴリー内でクラスを移動する場合は、前走クラスでの獲得ポイントの100%を移行することができます

・ 車輌変更や止むを得ない事情などでステップダウン移動の場合は80%のポイント移行

  GT street → FR cup ポイント移行はされない。3月にGT street、6月にFRに出場した場合は、それぞれにポイントが用意されます

クラス移行

・ クラスごとにタイム規定が設定されている場合、基準タイムクリアした場合は、クラスの移動が必要です

・ 最終戦の一戦前のレースにおいて基準タイムをクリアした場合、特例として最終戦のみクラス移動の義務を免除します

・ 最終戦においてクラス移動を行う場合は、ポイントの持ち越しはできません

申し込み

・ 締め切りまでに申し込み、および、参加費の振込を済ませてください

・ 当日の申し込みについては、皆勤賞の対象とするが、当日のポイント対象にはなりません

その他

・ シリーズ途中でのゼッケン、および、チーム名の変更を行う場合、ポイントの引き継ぎはできません

年間ポイントは10位入賞者(チーム)に付与されます。

1st       10pt

2nd 8pt

3rd 6pt

4th 5pt

5th 4pt

6th 3pt

7th 2pt

8th 1pt

9th 1pt

10th 1pt

ペナルティ

フラッグに関係するペナルティ

イエローフラッグ中の追い越し ・1台につき2周減算

イエローフラッグ中の単独スピン ・ピットレーンエンドで10分停止

停止中に競技が終了した場合は1周減算

イエローフラッグ中のコース上停止 ・5周減算

イエローフラッグ中の単独コースアウト、事故 ・5周減算

第1ポストがイエローフラッグ中のコースインにおける白線カット ・5周減算


フルコースコーション中のスピン、コースアウト、接触事故 ・失格

SC導入中のスピン、コースアウト、接触事故 ・失格

フルコースコーション、SC導入中速度違反 ・5周減算

フルコースコーション中の追い越し ・1台につき5周減算


ブラックフラッグ提示後3周以内にピットレーンに戻った場合 ・ピットスルー

ブラックフラッグを3周以上無視した場合 ・1周につき1分のピットレーンエンドストップ、または、10周減算のいずれかをオフィシャルが決定


オレンジディクス提示車輌のコース上の停止 ・20周減算

オレンジディスクの2周以上の無視 ・2周減算

オレンジディスク車輌がピットに戻るまでに競技が終了した場合 ・5周減算


ブルーフラッグの無視 ・ピットスルー


レッドフラッグ中の追い越し ・1台追い越すごとに5周減算

レッドフラッグ中のスピン、コースアウト、接触事故 ・10周減算


チェッカーフラッグ後の追い越し ・1台追い越すごとに1周減算

チェッカーフラッグ後のスピン、コースアウト、接触事故 ・5周減算

ダブルチェッカー ・5周減算


走行に関するペナルティ

ブラックフラッグを提示するほどの危険走行と管制官が判断した場合 ・ピットレーンエンドで1分停止。停止中に競技が終了した場合は1周減算

ピットレーンの走行速度である40km/hを超えた速度違反 ・ピットスルー

ピットレーンの走行速度違反が続いた場合 ・2回目から2周づつ減算

ピットからのエンジンスタート ・ピットスルー

ピットレーン、および、ピットエリアでのバック、および、リバースギア使用 ・ピットスルー(耐久では1周減算)

スターティンググリッドでのバック、および、リバースギア使用 ・3周減算

スターティンググリッドにおいて、スタート後バックした場合 ・失格

ピットアウト後の1コーナー進入で白線カットや膨らんだ場合 ・ピットスルー

ピットアウト時に走行ラインから車輌の一部分が越えた場合 ・ピットスルー

ジャンプスタート ・ピットスルー

後続、および、車輌に対する安全運転義務違反 安全運転の義務を果たしていないとオフィシャルが判断した場合は2周減算とする

輌異常などによって停止する際に、

車輌の全部または一部がコース上に残っている場合 ・20周減算


作業に関するペナルティ

ピット、および、ピットエリアで火気、および、火花を発生させた場合 ・ピットレーンエンドで5分停止、または、3周減算

サインガードにハイヒールやかかとの紐がないサンダルなどでの立ち入り注意を複数回無視した場合 ・1周減算

耐久において1チーム20L超える量のガソリンをピット、ピットエリア、サインガード、テント内に保有した場合 ・2周減算

耐久において給油規定ストップの残り1分以内のドライバー乗車に際し、シートベルト、無線、車載カメラ設置以外の作業を行った場合 ・2周減算


火気に関するペナルティ

喫煙所以外での喫煙 ・ピットレーンエンドで30分停止

停止中に競技が終了した場合は10周減算

ピット、ピットエリア、サインガード、テント内で火気使用 ・ピットレーンエンドで30分停止

停止中に競技が終了した場合は10周減算


耐久の給油に関するペナルティ

作業人数が超過した場合 ・ピットスルー

給油装備が不揃いの場合 ・給油停止

初期搭載量の45リッターが確認/証明できない場合 ・5周減算


その他

ピットスルー、ピットエンド停止などのペナルティ中に競技が終了となった場合 ・1周減算

火気に関するペナルティを消化中に競技が終了となった場合 ・10周減算

最大ドライブ時間を超えてドライブした場合 ・1周につき、1周減算
3分以内につき1周減算とし、3分を超えた場合も3分以内ごとに加算する

イエローライン、または、ホワイトラインカットでピットレーンに進入した場合 ・ピットレーンエンドで1分停止。停止中に競技が終了した場合は1周減算

耐久において、ハンデチェック、給油チェック、ドライバー交代のチェックシートの未記入、および、未提出の場合 ・失格

耐久において、ハンデチェック、給油チェック、ドライバー交代のチェックシート内容が不備の場合 ・1カ所につき6周減算

耐久におけるハンデストップ回数が不足している場合 ・1回につき6周減算

補足:減算周回数はスプリントの場合は本人の走行周回数、耐久の場合はチームの走行周回数より減算

ペナルティは事務局、オフィシャルの判断により随時変更されることがあります

また、記載以外の事柄においても設定されることがあります